All about iBI alliance
IBM i市場の活性化を目指し、真のDXパートナーとしてユーザー様の課題解決へ
各社の製品・ソリューションを連携・統合して
IBM i市場の新たな開拓へ
iBIアライアンスは2008年、IBM i市場の活性化を目的に、IBM i市場で古くからビジネスを展開する8社のベンダーが結集して発足したエキスパート集団です。
各社それぞれが得意とする分野は、財務・会計、人事・給与、小売・販売・物流・生産などの基幹システムや各種Webシステムやアウトプット、災害・障害対策などのソリューションと多岐にわたり、これらを総合すると、 IBM iのお客様が必要とする主要分野をすべてカバーできます。
そこで各社が手を携え、お互いに協力し合えば、お客が直面する高度で複雑な課題に対して画期的なソリューションをお届けできるのではないか、というアイデアがメンバーの間で生まれ、それが発端となって誕生したのがiBIアライアンスです。
ベンダー間の協業は、昔からさまざまな形で取り組まれてきました。そしてその内容は、お互いの製品・サービスを担ぎ合い、営業やマーケティングで協力し合うというのが一般的でした。しかし、そうした協業では技術面に踏み込むことが少ないため、お客様が抱える問題へのきめ細かな対応や解決という面で、少なくない課題を残していました。
iBIアライアンスが克服すべき課題として着目したのもそこで、協業するのなら、各社がもつ技術・ノウハウを提供し合い、メンバー単独では得られない、協業による新しいソリューションの開発が目標となりました。
具体的には、各社の製品/ソリューションで構成されるシステムが、あたかも1つの製品として見えるような、各社の製品/ソリューションを連携させる標準インターフェースの開発です。これはベンダーの協業としては、かつてない画期的な取り組みです。
また各社が蓄積してきたビジネスノウハウの開示・提供・利用も、ベンダー協業の可能性を広げる方策として検討することになりました。
必要な機能(製品)を
統合的な共通インターフェースで利用する
iBIアライアンスは2008年1月の発足に際して、次の7つの活動目標を確認し合いました。
① IBM i のアプリケーション基盤の整備
② IBM i の協業ビジネスの構築と実践
③ IBM i の技術共有および技術教育の実践
④ IBM i ビジネスの情報交換およびマーケット戦略の構築と実践
⑤ IBM i ビジネスの拡大・発展に関わる諸事業活動
⑥ 事業推進を通しての社会貢献活動
⑦ 会員相互の啓発と親睦
これらの目標から、iBIアライアンス独自の取り組みをご理解いただけるかと思います。
そして設立から4カ月後の2008年4月に、「技術・基盤部会」と「協業・マーケティング部会」の2つの部会を設置し、より具体的な活動に入りました。
「技術・基盤部会」の目的は、各社の製品を相互に連携させるための標準インターフェースの開発です。お客様の視点に立てば、必要な機能(製品)が統合的な共通インターフェースを通して、スムーズに、かつ透過的に利用できることが望ましいでしょう。
機能(製品)を利用するたびに画面を切り替えたり、アプリケーションを立ち上げるのでは、統合的なツールとは言えません。標準インターフェースを開発するには、各製品の仕組みと技術を確認し、連携の仕様を合わせていく必要があります。それらの検証とインターフェ ースの開発を行うのが「技術・基盤部会」です。
また「協業・マーケティング部会」は、さまざまなご要望をお持ちのIBM iユーザーに対して、iBIアライアンスの成果をどのようにお伝えし、提案していくかを検討する部会です。
その後、2つの部会の活動は順調に進み、2009年8月にiBIアライアンス初の多機能ERPソリューションとして「Blue iSite」を発表。2011年6月に、そのエントリー版「BlueiSite Light」をリリースしました。
その後、メンバーは順調に拡大し、2013年1月にオムニサイエンス、2014年7〜9月にセブンシステム、システムトラスト、福岡情報ビジネスセンターの3社が、さらに2022年にはジャステックが加盟し、現在は合計12社のメンバーで構成されています。
DXの真のパートナーとして
働き方改革、コロナ禍の拡大によるワーキングスタイルの変容、そしてDXの進展を受けて、社会も企業も人も、そしてもちろんIT市場もすべてが今、劇的な変化を迎えています。
iBIアライアンスはこれからも、お客様のDXをご支援する真のパートナーとして、各社の連携力と先進テクノロジーを武器に、製品の拡充とサポートの向上、そしてサービスの提供に努めてまいります。
◎IBM iアライアンスの構成メンバー
株式会社アイエステクノポート
オークシステム株式会社
共栄情報システム株式会社
株式会社クレスコ・ジェイキューブ
三和コムテック株式会社
株式会社システムトラスト
セブンシステム株式会社
株式会社ネスコ
株式会社福岡情報ビジネスセンター
株式会社ユーエスエス