福岡情報ビジネスセンター、ユーザー目線に立ち、多彩なIBM iのサービスを提供 ~FFRPGを軸に据えたモダナイゼーションサービスが好評

九州のITエンジニア集団として
IBM iの利用を支援する

福岡情報ビジネスセンター(FBI)は1998年、IBM i(当時のAS/400)のテクニカルサポートおよびソフトウェア設計・開発を主たる事業目的として設立されました。それ以来、IBM iビジネスを中心に業績を拡大し、2022年7月に創業25周年を迎えました。

同社は福岡県でのIT産業の発展やIT人材の育成を通して、長年にわたり地域経済の活性化に貢献してきました。

卓越した技術を備えるITエンジニア集団として、長年にわたるIBM iでの開発経験を背景に、高度なスキルとノウハウ、オープンソースを活用したアジャイル開発とDevOpsによる高速開発、そしてAIやIoTを駆使した最新テクノロジーにより、デジタル事業構想、ITインフラの構築、IBM iをベースとした基幹システムの開発・保守、IBMiとKintoneを連携するなどAPI技術を利用したモダイナイゼーションの推進、クラウドサービスの提供からアウトソーシングを含むトータルな運用支援まで、多彩なサービスを提供しています。

なかでもIBM i技術者の在籍数は九州エリアでトップクラスの規模を誇り、IBM iのインフラ構築、設計・開発からアプリケーション保守・運用までトータルに、そして九州のみならず東京・大阪など全国で支援できることが最大の強みです。

「長年にわたりIBM iを運用されているお客様には、これまでどおりに運用を続けつつも、『このままではいけない』『変えていくべきだが、何から手をつけてよいかわからない』と、悩んでおられるケースが多々見られます。そこで当社では、たとえば基幹データをExcelへ手作業で入力するといった、日常的に利用しつつも、これまであまり意識が向かなかった課題を発見し、Excelに連携するための解決策をご提示することで、『変えていく』ことを具体的に、1つ1つ形にするようにしています。そしてお客様の目線に立って考えていくことで、今後のあるべき姿に向かって、一緒に歩んでいければと考えています」と語るのは、福岡情報ビジネスセンターの橘孝子氏(IBM i PROFESSIONAL事業部 マネージャー)です。

橘 孝子氏 

IBM iのモダナイゼーションを実現する
多彩なサービスを提供

同社では、IBM iユーザーの多種多様なニーズに対応できるように、実に多彩なサービスを提供しています。

たとえば同社の事業成長のフラッグシップとなったのが、「FBI Powerクラウドセンター」です。

これはPower Systems上のIBM iおよびLinuxをベースに運用支援や開発支援を充実させたクラウドサービスです。基幹システムの本番環境として、さらに災害対策用のバックアップセンターとしても活用が進み、製造業や物流業、金融業など、さまざまな業種のIBM iユーザーがビジネス基盤として活用しています。

またIBM iを長年運用しているユーザーに向けて、IBM iの最新開発言語であるフリーフォーマットRPG(以下、FFRPG)を軸にモダナイゼーションを推進する「FFRPG モダナイゼーションサービス」も好評です。

これはそれぞれのニーズに応じて、既存のプログラム資産の可視化から変換、開発、保守、教育まで、モダナイゼーションプロセスをトータルに支援する複数のサービスで構成されています。

まず、ブラックボックス化しているIBM iの既存プログラムを可視化・分析するのが、「IBM iソフトウェア棚卸サービス」です。

その次のステップとして、「FFRPG変換サービス」により、RPG Ⅲや固定フォーマットで作成されたILE RPGの資産をFFRPGに変換します。

また変換後のFFRPGプログラムを最適化する「FFRPGブラッシュアップサービス」。それにRPG Ⅲ、ILE RPG、FFRPGのリモートSES保守サービスとして、「FFRPGメンテナンスサービス」も提供しています。

さらにオンプレミス環境で運用するIBM iを、同社のPowerクラウドセンターやIBM Power Virtual Serverへ移行(リフト)したい場合には、「FFRPG on Power Virtual Serverリフトサービス」があります。

そしてRPG Ⅲ、ILE RPG、FFRPGのシステム開発を支援する「FFRPG開発支援サービス」や、FFRPGのプログラミング研修を提供する「FFRPGスキル研修サービス」なども用意されています。

FFRPG モダナイゼーションサービスの概要

このほかにも、自社要員でのアプリケーション保守が難しいIBM iユーザーに向けて、既存のRPGプログラムの開発・保守を支援する「RPG FACTORY」や、DevOps、CI/CD、アジャイル開発を実現する「IBM i Merlin研修&導入サービス」、IBM iの最新スキル習得を目指す人財育成サービスとして「FBI Learning」なども提供しています。

また九州エリアのIBM iユーザーが参加して定期的なミーティングを開催し、事例・知見の共有やスキル向上、そしてIBM iの仲間づくりを目指すIBM iユーザーのコミュニティ「AS/400倶楽部」も活発に活動しています。こうしたコミュニティが活動できるのも、同社の支援があればこそでしょう。

さらにDX支援サービスの一環として提供している「グランドデザインサービス」も好評です。

このサービスでは、まずユーザー企業の業務フローやシステム環境を確認・調査し、あるべき姿を提案し、「それを実現するには、システムによるどのような改善が必要か」「何を目的とするか」「どのような方向性で未来を目指すか」、などを「グランドデザイン」として提示していきます。

「変えていくべきであるのは理解しているが、何から手をつけてよいかわからないと悩むお客様に対し、このグランドデザインサービスによって、将来の青写真を描き出し、具体的な一歩を踏み出せるようにご支援していきます」(橘氏)

福岡情報ビジネスセンターはユーザーとともに、IBM iとDXの推進経過を描いていくようです。